昨年、函館ルーテル教会は屋根板金の全面貼り替え工事を実施し、これまで毎年のように悩まされてきた雨漏り問題の、抜本的な解決を得ることが出来ました。数百万の工費は、わたしたちの規模の教会にとっては大きな課題でしたが、教区の補助や貸付、祈りをもって昨年から続けている「屋根献金」によって、なんと目処が立ち、安心して雨の多い季節を迎えることができるようになりました。ほんとうに感謝なことです。
2021年秋に行われた屋根板金貼り替え工事
先月の総会を終え、次にわたしたちが取り組んでいるのは、礼拝堂の内装工事です。ご覧のように、礼拝堂の内部は献堂から30年のあいだに天井の塗装や壁面のクロスがすすけ、黒ずんでしまっていました。毎週礼拝に出ていると見慣れてしまって気にならなくなってくるのですが、改めて眺めると、壁面にくっきり下地の模様や釘跡が浮かび上がっていることがよくわかります。
クロスの黒ずみがはっきりと
内装工事は、まず天井の塗装から始まりました。途中、天井に薄い水色のクロスを貼る案も検討されましたが、最終的にはやや赤みがかったクリーム色のペンキ塗装に落ちつきました。
すこしややこしかったのは、礼拝堂前部の三角屋根になっている部分の塗装に、足場を組む必要があったことです。
3/14の足場の組み立てから施工が始まり、その週は天井のペンキ塗装と、礼拝堂正面の壁面のクロスの貼り替えが行われました。
3/19には足場が取り払われて、少し工事中の感じのまま3/20の主日礼拝を行い、3/21に残りのクロス貼り替えが行われました。
また、礼拝堂を縦断する形で壁面に留めてあった音響のための配線を、天井裏に隠す工事や、照明器具の取替工事なども合わせて行われました。
まだ、照明の工事の一部が残っていますが、とりあえず天井の塗装と壁面のクロスは完了。せっかく綺麗になった礼拝堂ですから、気になっている細かな点をDIYで処理し、残された工事を終えて、イースターには感謝礼拝を献げる予定です。工事を無事に導いてくださる神さまと、祈りや献金によってお支え下さっているみなさまに感謝いたします。