ルーテル教会を生み出すこととなったマルティン・ルター(1483-1546)は、「ヴィッテンベルクのビールを飲んでいると神の国がやってくる」と語っていたそうです。これを聞くと大層な酒好きに聞こえてきますが、当時は水をそのまま飲むわけにはいかず、ビールやワインを常飲することが多かったからこその言葉と考えると受け入れられる気がします。酒好きではあったみたいですが…お酒が身近な時代だったという事で納得しておきましょう。いずれにせよ、天国を楽しく受け止めていたということです。その気持ちが大事なのだと思います。死と繋がる出来事だからこそ、希望をもって受け止める。それが私たちの心の助けとなるのです。