かつて神が奴隷とされているユダヤ人を救い出すために、ユダヤ人の家には印をつけろと言われました。そして印をつけていない人々の家に災いが降り注ぎユダヤ人は解放されたのです。そのことを祝う記念として、過越祭という祝祭日がユダヤ教に生まれました。
祭りは苦しみからの解放によって生まれることが多く、例えば函館港まつりも、大火事を経験した後に生まれました。苦しみ続けるのではなく喜びで塗り替えていく。それが大切なのでしょう。そうとなれば、冬の寒い時期を乗り越えた先で花見をしてどんちゃん騒ぎをすることも、一種の祭りであり大切なことなのでしょう。花見の季節に思いを馳せつつ、寒い時期を何とか乗り越えていきましょう。